宛名印刷に役立つ!InDesignの正規表現を使ったレイアウト構成について

短いレイアウト_調整後

どうも、InDesignで宛名印刷を取り扱っているアツシです。

今回はInDesignにある機能の「正規表現」を使って、宛名用レイアウトを作成する方法をご紹介いたします。

正規表現とは?

正規表現とは文字列の集合を一つの文字列で表現する方法の一つです。(wikipediaより)

正規表現は主に文字列の検索・置換の際に活用されています。

InDesignの場合、段落スタイル毎に正規表現と文字スタイルを設定します。
そのため各テキストフレームに対して自動で文字スタイルを設定できるようになります。

では、正規表現によるレイアウトを組むケースはどのような場合でしょうか?

次の項目にて正規表現を使った文字スタイルの設定をします。

正規表現を使ってレイアウトを組むケース

例として以下の宛名用レイアウトがあります。(記載されている氏名、郵便番号、住所は架空のものです。)

見本レイアウト

このうち、住所1欄のレイアウトについて考えたいと思います。

宛名データを入れると以下のようなレイアウトになります。

通常レイアウト_調整前

住所がそれほど長くない宛名に対しては問題ありませんが、長い住所の宛名だとフレーム内に収まりません。

長いレイアウト_調整前

そこで、住所1欄に対して字送りを-50,垂直比率を95%に調整します。

長いレイアウト_調整後

これで長い住所でも枠内に入るようにが調整できましたが、現状のままでは全ての宛名で調整されてしまいます。

その結果、短い住所の宛名だと無駄に字間が詰まっているため窮屈にみえます。

通常レイアウト_調整後

つまり

  • 長い住所の場合はフレーム内に入る様調整する
  • その他の場合は調整しない

といった条件を踏まえてレイアウトを作成することとなります。

通常だと、

長い住所の場合と短い住所の場合どちらでも対応できる折衷案を用意する

宛名毎のデータに展開後、それぞれ調整する

のどちらかでの対応が必要となります。

しかし、このような場合には正規表現を使うことで1つのレイアウトデータで対応できます。

正規表現の設定方法

正規表現は段落スタイル毎に設定します。
段落スタイル内で正規表現で設定したパターンに合致すると、任意の文字スタイルを設定します。
住所1欄を選択した状態で利用している段落スタイルを編集します。
(段落スタイルの作成および設定については割愛致します。)

作成した段落スタイルを右クリックし、段落スタイルの編集を行います。

段落スタイルの作成

このうち、「正規表現 スタイル」 タブを開くと正規表現の方法と対応させたい文字スタイルの割り当てが設定できます。

今回の場合は20文字以上の文字列に新規の文字スタイルを割り当てることとします。

段落スタイルの編集

テキスト欄には、

「^.{20,}」

と記入し20文字以上を適用とします。

スタイルを適用では新規文字スタイルを選択し、新たな文字スタイルの設定をします。

新たな文字スタイルは

名称:20文字以上

字送り:-50

垂直比率:95%

とし、これを設定します。

以上の設定で文字数によって自動で適切な文字スタイルに切り替ります。

まとめ

今回は宛名のレイアウトを作成する際に役立つ、正規表現についてご紹介致しました。

正規表現を使うことで宛名データ毎のレイアウト調整が自動で行えるため、

是非有効活用して頂きたいと思います。

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アツシ