料金別納郵便のスタンプを作ってみました

料金別納郵便のスタンプを作ってみました

こんにちは、アツシです。

今回は料金別納郵便のマークをレーザー加工機を使って製作してみました。

背景

皆さんは料金別納郵便の記載がある封書を見たことがあるでしょうか?

よく結婚式の招待状や会社移転等のご案内等の封書に入っていますよね。

別納郵便マークのパス

通常、このマークを使用する場合は封書に印刷をしています。

弊社でも料金別納マークを付けて宛名出力を行うことがあります。

(料金別納郵便のマークの記載については日本郵政のwebページをご確認ください。)

料金別納なら料金を一括して支払えるので、大量の郵便物・荷物を差し出す際に便利です。

しかし、印刷してしまうとその封書は料金別納扱いで郵便局に出さなければなりません。

例えば、

  • 手渡しで渡したいから、わざわざ入れなくていい
  • 追加で封書を送りたいが、量が多くないから切手を貼って済ませたい

等で料金別納マークを入れたくない封書があるケースがあります。

ならば、料金別納マークを入れるかどうかは必要に応じて簡単に入れたらいいのではないかと思ったので、これを判子(スタンプ)にしてみました!

完成品

完成品はこの様になりました。

スタンプの完成品

実際に押してみると、こんな感じですね。

スタンプその1

押した感触

製作過程

必要な物

今回の製作で使用したものはこちらです。

  • レーザー加工機
  • 印刷機で使用しているゴム製のブランケット
  • 貼り付ける台座

1.データ作成

データはillustratorで作成します。

今回はゴムに対して切断と彫刻の二つの作業が必要となります。

彫刻の場合、レーザー加工の仕様上全て閉じたパスにする必要があるためそのあたりを考慮して作成する必要があります。(これが意外と手こずりました。。。)

また凸判子で使うので、

  • 絵を左右反転
  • 絵以外の箇所を削る

の二つの点に注意しつつ作成しました。

別納郵便マークのパス

分かりやすい様に、黒はレーザー出力がされる箇所、白がレーザー出力をしない箇所にしてあります。

実際にはパス上に色が入っていても意味がありませんので、緑でもピンクでもなんでもいいです。

2.レーザー出力

パスデータが完成したので、これをレーザー加工します。

使用するゴムは印刷機で使用するブランケットを使いました。

オフセット印刷ではこれを印刷機のローラーに巻きつけて版を転写し、転写した版を印刷する紙に当てて印刷しています。

使用するブランケットは既に印刷機で何度も使っていて、版としては利用できない物なので、再利用します。

これをちょうどいいサイズに鋏で切り、台に設置します。

ブランケットを切り取った物

これで準備完了です。

今回は彫刻で別納郵便の形にした後、切断モードで円の形に切ります。

そして彫刻では傾斜彫刻モードというモードで製作します。

通常の彫刻モードでは彫刻した箇所としない個所は直角な段となります。

しかし、傾斜彫刻モードで行うと、彫刻面の段差が滑らかになります。

段差が滑らかになることでゴム印などの形を形成する場合、字が太くなってしまうのを改善できるようです。

レーザー出力するとこんな感じになりました。

レーザー出力実行後

ゴムをレーザーで焼いているので、結構匂いが出ますね。

しばらくは換気しておく必要があります。。。

仕上がりは予想通りにきれいにできました。

きれいにしたスタンプ

後はこれをボンドで台座にくっつければ完成です。

台座に付けた状態

考察

レーザー用の版を作成する際、彫刻する箇所のパスが重なっていると正しくいきません。

(正確にはこちらが意図しない形ができてしまいます。)

これがイラストレーター上で見た限りでは分からないので、実際に出力してみないとうまく行かないのが苦戦しました。

彫刻のみの加工であればビットマップファイルでも扱えますが、今回は彫刻と切断の二つのモードを使用する必要があったのでillustratorで作成しました。

また、ゴムの加工は結構匂いが出てしまうので消臭する方法も考える必要がありますね。木材であればそこまで匂いは残りません。

まとめ

今回は別納郵便マークのスタンプを製作しました。

パスの生成で苦労はしましたが、使い用途のあるものが作成できました。

一度作ってしまえば以降作成する場合でもノウハウがあるので簡単に作成できます。

また、今回レーザー加工でこういったスタンプを作れることが分かったので、今後様々なスタンプも作成してみようと思います。

今後需要がありそうであれば、商品として製作するものもアリかもしれませんね。

乞うご期待。笑